10月:パリはアートに夢中

10月、Fiacやニュイ・ブランシュなど、数々のイベントは、パリのアートへの愛の証です。

10月は予定が盛りだくさん。おすすめのお出かけ先をいくつかピックアップしました! 見本市(サロン・デュ・ショコラ)、コンサート、スポーツイベント(Rolex Paris Masters)だけではありません。Fiac(国際コンテンポラリーアートフェア)、ニュイ・ブランシュ、グラン・パレのゴーギャン展、リュクサンブール美術館のルーベンス展など、数々のイベントから、アートに対するパリの愛が伝わってくるはず。芸術はあなたのものです!

NUIT BLANCHE (ニュイ・ブランシュ)

Anish Kapoor - Descension © Courtesy de l'artiste

10月のパリはコンテンポラリーアートに注目! Nuit Blanche (ニュイ・ブランシュ)開催日の10月7日、日没とともに、光の都パリは現代アートの作家たちに身を委ねます。16回目となる今年は、巨大なオブジェや光るインスタレーション、感覚に訴えかける作品など、夜のパリの随所でサプライズが待ち受けています。

フェア

FIAC - Grand Palais © Marc Domage

毎年、“コンテンポラリーアート週間”と呼ばれる10月の第4週、アート界がパリに大集結します。興奮に包まれる7日間、数々のアートイベントを中心にまわるパリの街は“アーティストを気取れる”場所になるのです。

キックオフは10月19日、FIAC(国際コンテンポラリーアートフェア)がつとめます。最先端の作品をグラン・パレに集める権威ある、絶対に見逃せない世界的なアートフェアです。さらに、会場外のイベントや“オフ”と呼ばれる関連フェアが、市内各所で繰り広げられます。YIA Art Fairはすべてのアートを対象としていますが、たとえば、デザインとアートのArt Élysées、デジタル・アートのVariation Media Art Fair、アール・ブリュットのOutsider Art Fair、アーバン・アートの8e Avenue Art Showなど、もっと限られた分野を対象にしたものもあり、どんな嗜好の方でも楽しめます。

詳細は10月のアートイベント一覧をご覧ください

展覧会

Musée Bourdelle

10月は展覧会も百花繚乱。

リュクサンブール美術館ではRubens, portraits princiers (ルーベンス、君主たちの肖像画)が10月4日からスタート。“王たちの画家、画家たちの王”ルーベンスが描いたヨーロッパの君主たちの肖像画から、斬新で壮観なセレクションを紹介します。ヨーロッパの君主たちの間の関係を探るとともに、肖像画家にして外交官だったルーベンスの役割にも光を当てる企画になっています。

一方、10月11日から2018年1月22日までグラン・パレ国立ギャラリーで開催されるのがGauguin, l’alchimiste (錬金術師、ゴーギャン)。19世紀フランスの大画家にして近代芸術の先駆者と呼ばれるポール・ゴーギャンの驚くべき軌跡をたどる画期的な展覧会で、絵画やデッサン、版画、彫刻、陶器などをとおして彼の画家としての人生をふり返ります。

ピカソ美術館でも、10月24日から2018年1月27日まで、注目の展覧会Picasso 1947 (ピカソ1947年)がおこなわれます。1947年の国立近代美術館開館を記念してパブロ・ピカソが寄贈した10点の傑作を展示。『アトリエ・ド・ラ・モディスト(帽子屋の作業場)』(1926)、『ミューズ』(1935)、『オーバード(夜明けのセレナード)』(1942)など、素晴らしい作品を鑑賞するチャンスです。

ルーヴル美術館では、10月18日からFrançois Ier et l’art des Pays-Bas (フランソワ1世とオランダ美術)を開催。ナポレオン・ホール全体を使って、この名高い君主に関する展示が行われます。よく知られているように、フランソワ1世はイタリア美術の愛好家として名高い国王です。けれども今回の展覧会が取り上げるのは、王のオランダ人芸術家たちへの愛。フランソワ1世の新たな一面を知る、絶好の機会です。

プティ・パレ(パリ市立美術館)では今回初めて、150点近くの選び抜かれたパステル画をまとめて展示。印象派から象徴派まで、19世紀後半のおもな画派を一望できます。L’art du pastel de Degas à Redon(ドガからルドンまで、パステル画の技法)は、ベルト・モリゾ、オーギュスト・ルノワール、ポール・ゴーギャン、メアリー・カサット、エドガー・ドガなど、プティ・パレ所蔵の傑作が(再)発見できる、繊細なニュアンスに富んだ展覧会です。2017年9月15日から2018年4月8日まで。

写真好きな方に朗報です! ジュ・ド・ポーム国立美術館が、10月17日から2018年1月21日まで、2つの展覧会を同時開催します。“新即物主義”のドイツ人写真家Albert Renger-Patzsch (アルベルト・レンガー=パッチュ)と、トルコ人写真家Ali Kazma (アリ・カズマ)の作品展です。グラン・パレでは、9月21日からアメリカの写真家Irving Penn (アーヴィング・ペン)の展覧会がはじまります。ペンは偉大なファッション写真家として知られていますが、ポートレートや静物でも有名です。

少し気分を変えたい? でしたら、ケ・ブランリー美術館に足を運んでみてはいかがでしょう。10月3日から2018年1月28日まで、中部アフリカの国ガボンの文化を知る旅ができます。

彫刻が好きなら、きっと気になる展覧会が2つ。ザッキン美術館では、10月から2月まで、オシップ・ザッキンによる石の彫刻作品を取り上げます。ザッキン没後50周年の記念として、直接石から作品を彫っていくダイレクト・カーヴィングの名手に敬意を表する展覧会です。ブールデル美術館では、Bourdelle ou les dieux, le futur et l’antique (ブールデルあるいは神々、未来と古代)という彫刻展を開催、アントワーヌ・ブールデルの作品および20世紀前半の芸術制作について再考します。

フィルハーモニー・ド・パリのBarbara (バルバラ)展、ガリエラ美術館のMariano Fortuny (マリアノ・フォルチュニィ)展、ラ・メゾン・ルージュのLa collection Marin Karmitz, étranger résidant (在留外国人 マリン・カルミッツ・コレクション)展など、10月からはじまる展覧会はまだまだあります。

その他に…

見本市

Salon du chocolat - Defile de robes en chocolat JM RUE et K Orihara pour Monsieur Chocolat © DR

収集癖をお持ちですか? アートっぽい買い物をしてみたいなら、10月20日〜22日にカルーゼル・デュ・ルーヴルで開催される展示会、Art Shopping (アート・ショッピング)へどうぞ。5,000ユーロ以下で買える作品が並んでいます。

チョコレート好きのグルメな方は、10月28日から11月1日まで開催される第23回Salon du chocolat (サロン・デュ・ショコラ)でお楽しみください。また、こども向けのイベントもあります。家族そろっての楽しいお出かけは、10月26日〜30日、ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場でおこなわれるこどものための見本市Kidexpo (キッドエクスポ)へどうぞ。

フェスティバル / イベント

Couple citrouille Halloween Disneyland Paris © DR

すべてのコミック、映画、TVシリーズ、ゲーム、コスプレファンにお知らせです。Comic Con Paris (コミコン)は絶対に見逃さないこと。3回目の今年は10月27日〜29日、ラ・ヴィレットの大ホールで開催される予定です。

10月の大人気イベントがFête des vendanges de Montmartre (モンマルトルのブドウ収穫祭)。パレード、コンサート、展示会、試飲会などがおこなわれます。もっと遠いところの味覚を楽しみたい方は、OktoberFest Paris (オクトーバーフェスト・パリ)へどうぞ。バイエルンの郷土料理や何種類ものドイツ・ビールに出会えます。

そして、10月31日はいよいよハロウィン! パリ市内でもパリ近郊各地でも、Manoir de Paris (お化け屋敷のマノワール・ド・パリ)musée Grévin Paris (パリ・グレヴァン蝋人形館)をはじめ多くのスポットで、恐怖100%の夜を体験できます。

詳しくは« Celebrate Halloween in Paris »をご覧ください

スポーツ

さまざまな国際大会でにぎわう、秋のパリ。今回で39回目を迎える20 km de Paris (パリ・ハーフマラソン)には、毎年プロ・アマ合わせて25,000人以上のランナーが集います。また、テニスのメジャートーナメントの1つ、Rolex Paris Masters(10/28〜11/5)もアコーホテルズ・アリーナで開催されます。