コロナウイルス:パリの状況について
コロナウイルス:パリの状況について知っておくべき全情報。
フランスでは、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮した措置が実施されており、フランス人、および外国人旅行者はその対象となります。パリの新型コロナウイルス感染症に関する質問に対し以下のように回答いたします。
注意:この記事は出来る限り頻繁に更新いたしておりますが、この措置は定期的に見直されるため、フランス政府と外務省のサイトにて情報を確認くださるようお願いいたします。

マスクの着用について
2022年5月16日より、パリおよびフランス国内での公共交通機関でのマスクの着用義務がなくなりますが、マスクの着用は以前として推奨されます。
また、2022年3月14日から、パリおよびフランス国内の着用について屋内(美術館・博物館、建造物、文化・レジャー施設、レストランなど)でのマスク着用義務がなくなりました。
パリ市内およびフランス国内でのワクチンパスの中断
2022年3月14日より、今までワクチンパスを求められていた場所でのワクチンパスの中断:
- 外食産業(バー、レストラン、テラス)、ただしホテルのレストランとバーによるルームサービスは除く。
- 業者向けの見本市・展示会、業者向けセミナー。
- 国内地方間の公共交通機関による長距離移動(国内線の飛行機、TGV)。
- 大部分の文化・レジャー施設(遊園地、美術館、博物館、モニュメント、乗客が50名以上のクルーズ船など)。
衛生パスは次の場所では引き続き有効です:
- 病院、診療所、社会医療機関
- 老人ホーム
- 障害のある方を受け入れる施設
新型コロナ感染症の欧州デジタルサーティフィケート(欧州連合加盟国、スイス、ノルウェー、イギリス、リヒテンシュタイン、アンドラ公国、モナコ、アイスランドにて発行)はフランス国内で有効です。
2021年10月26日より、自国でワクチンを接種したヨーロッパ外の観光客の方も、フランス到着時にヨーロッパの書式によるパスの取得が可能です。このパスは有資格の薬局にて申請してください。有資格の薬局は国際空港、パリの駅、パリの観光地区内にございます。このパスの取得条件と有資格の薬局の一覧はサイトSanté.frにてご覧いただけます。なお、このサービスには税込みで最高36ユーロをご負担いただきます。
検査はどこで行いますか?
ビジターは、パリおよびフランス全土にて、抗原検査(15分~30分で結果を入手可)またはRT-PCR法により検査(一般的に24時間以内に結果を入手可)を実施可能です。
フランスの社会保険に加入されていない方は、これらの検査は有料です。抗原検査の料金は25ユーロ、RT-PCR検査の料金は43.89ユーロです。
多くの薬局で抗原検査が実施されています。検査センターは全て、連帯・保健省が提案するcarte dépistage covid (新型コロナ感染症検診地図)に掲載されています。
検査で陽性になった場合は?
- ワクチン接種を完了している陽性者、およびワクチン接種状況に関わらず12歳以下のお子様の陽性者の場合:
1. 症状が現れた日から、あるいは陽性となった検査日から、丸7日間厳重隔離。
2. 5日目に抗原検査またはRT-PCRを実施:検査結果が陰性で48時間以上前から症状がない場合は、5日経過後に隔離を止めて構いません。検査結果が陽性、あるいは検査を受けていない場合は、7日目まで隔離を継続してください。隔離後に新たに検査を受ける必要はありません。
- ワクチン接種を受けていない陽性者、またはワクチン接種を完了していない陽性者の場合:
1. 症状が現れた日から、あるいは陽性となった検査日から、10日間厳重隔離。
2. 7日目に抗原検査またはRT-PCRを実施:検査結果が陰性で48時間以上前から症状がない場合は、7日経過後に隔離を止めて構いません。検査結果が陽性、あるいは検査を受けていない場合は、10日目まで隔離を継続してください。隔離後に新たに検査を受ける必要はありません。
隔離後に熱がある場合は、医師に連絡することが望ましいです。熱が下がってからさらに48時間待った後で隔離を解除することが望ましいです。
呼吸困難の場合は、直ちにSAMU(サミュ、緊急医療救助サービス)に連絡してください。電話番号は15番、または112番(ヨーロッパ緊急電話番号)、聴覚障害者は114番、です。
隔離規則についての詳細
新型コロナウイルス感染症:フランスへの旅行
2022年2月12日より、以下の規則が適用されます:
- ヨーロッパの規制で定義されるワクチン接種済みの旅行者に関しては、出発時にいかなる検査も不要です。出発国がどこであろうと、フランス到着時にワクチン接種完了証明を提出すれば十分です。
- ワクチンを接種していない旅行者に関しては、フランスに来るためには陰性のテスト結果を提示することが引き続き義務付けられますが、到着時の措置(検査、隔離)は「緑」のリストの国から来る場合は解除されました。
- 「オレンジ」のリストの国から来るワクチンを接種していない旅行者に関しては、フランス本国に来る必要を正当化する緊急の理由を提示しなければならず、到着時にランダム検査を行うことがあります。検査結果が陽性の旅行者は、推奨事項に従った隔離が必要です。
衛生インジケーターによって国の分類が行われ、定期的に更新されています:
- 「緑」の国: コロナウイルスの伝播が全く見られない国および地域、懸念される変種が見つかっていない国および地域
- 「オレンジ」の国:コロナウイルスの伝播が見られるが制御されており、懸念される変種の拡散のない国
- 「赤」の国:コロナウイルスの伝播が活発で、懸念される変種の存在が確認されている国 - 現在「赤」の国はありません。
パリ到着に関する手続きについてはフランス政府のサイトをご覧ください。
フランスから外国への旅行または外国からフランスへの旅行に関する質問に関しては、欧州・外務省のサイトによくある質問に対する回答がございます。
交通機関
パリおよびパリ地方の公共交通機関
2022年5月16日より、パリおよびフランス国内での公共交通機関でのマスクの着用義務がなくなりますが、マスクの着用は以前として推奨されます。
パリ交通公団RATPは利用客の快適性とより高い保護を確保するために、モバイルアプリにてリアルタイムで混雑具合を知ることができるサービスを提供しています。
- App StoreおよびGoogle PlayにてRATPのアプリをダウンロードしていただけます。
電車・飛行機でのお出かけ
- 地域間の移動は許可されています。
- 電車または飛行機が運休、欠航となる可能性があります。
詳細は、SNCFおよび当該航空会社のウェブサイトをご覧ください。
乗客の方々により高い柔軟性を保証するために、購入済みの切符は鉄道会社のサイトに書かれた日付に従って手数料なしで返金または交換が可能です。
詳細は地域間列車の運行条件および返金条件をご覧ください。
手続きおよび観光に関する情報
その他の質問につきましては、出身国の大使館にお問い合わせになることをお勧めいたします。
感染防止のための所作: 必要とされる予防策
感染リスクを抑えるために、簡単に取り入れられる基本的な所作が定められています。これらの所作は「バリアジェスチャー」と呼ばれます。奨励されている所作は次のとおりです。
- 頬と頬を接触させるビーズと呼ばれる挨拶や握手を避け、ソーシャルコンタクトを控える。
- 定期的にせっけんで手を洗う、ないしはアルコール消毒液で殺菌する。
- 咳やくしゃみをする際には、使い捨てのティッシュペーパーを用い、続いて手洗いか消毒を行う。ティッシュペーパーを携帯していない場合には、ひじのくぼみに向かってする。
- 使い捨てタイプのティッシュペーパーを使用し、使用後はごみ箱に捨てる。
- 人込みや集会を避け、移動を減らす。
- 家の外では他人との間に最低1mの距離を保つ。
詳細についてはこちらをご覧ください:パリのコロナウイルス - 措置および予防のための規定